先日、高熱が出て病院を受診しました。
最初の病院での診断に納得感がなかったので、セカンドオピニオンとして違う病院に訪れることにしました。
その結果、ほとんど同じ情報を伝えているのに、対応が大きくことなりました。
ビジネスとしても参考になると思い紹介します。
以下、記憶を頼りに記載しています。一語一句この通りということではありませんし、一方の医師を批難しているつもりもないのでご了承ください。
# あくまでも、私個人として、納得感のある対応の違い、という趣旨で書いています。
(私の納得感という軸で判断しています)
【良い例】要望を汲み、ゴールまでの道筋が明確である。
まずは、良い例から見ていきましょう。
※注意:予め、新型コロナのPCR検査を受けたいというアポイントをとってから、受診しています。
昨日の22時頃から喉が~、うんぬん。
分かりました。
周囲に症状悪い人はいませんか?三蜜は避けてましたか?
味覚障害、匂いなど大丈夫でしょうか。
喉を見せてください。かなり腫れていますね。
喉の腫れと、熱の上がり具合といい、おそらく夏風邪ですね。
さっそく仮説を出してくれるのは嬉しい。
ただ、断定はできないので、血液検査も実施したいと思います。
また、コロナの可能性も否定はできません。心配もされていると思いますので、唾液検査と二本でいこうと思いますが、どうでしょうか。
結果に2日ほどかかるので、金曜日に結果を聞きに来てください。
原因特定までの道筋が明確で、納得感がある。
ありがとうございます。
お願いします。
【悪い例】とりあえず、で、その後の対応が見えない
細かいまで、明確に覚えていないのですが、ざっと以下のやりとりだったと思います。
※あくまでも個人の感想です。
昨日の22時頃から喉が~、うんぬん。
分かりました。
周囲に症状悪い人はいませんか?三蜜は避けてましたか?
味覚障害、匂いなど大丈夫でしょうか。
わかりました。ただ、原因は正直なところ分からないです。
コロナではないと断定はできませんし、間違いなく夏風邪と言い切ることもできません。
どうしたら原因が、わかるんだろう。。
そうですよね。
PCR検査は出来ますでしょうか。
この症状では、PCR検査の対象には当てはまりません。
仮にやったとしても、必ず検査結果が正しいということではないので、今受けても正直、意味がないです。
とりあえず、症状を抑える薬を出しておくので、金曜日に様子をみましょう。
ん。。違う場所でも自腹で受けられないのかな。
金曜日時点で、何が変わるのだろう。頭痛いながらも思いつくパターンは以下だ。
少なくとも①、③は後程PCR検査で確認できそうだ。
パターン | 金曜日の対応 | 懸念点 |
---|---|---|
① 熱が下がらない or 上がっている |
PCR検査を実施できる? | 検査対象になるため? 金曜だと、 → 結果でるまで、周囲は心配したまま。 → 違った場合、どうするの?苦しむ時間が長くなるのかな。 |
② 熱が下がる | そのまま風邪薬を飲み続ける? | ※出社していいの? ※出社する前に受けておきたい気持ちもある。 |
③ 金曜日までに容態が急変 | – | おそらく検査入るだろう。 さらに、しんどくなってから検査するのは辛そう。 |
わかりました。
金曜日に熱が下がってたら、コロナではなかったと判断してもよいでしょうか。それとも、その段階でPCR検査は受けられるでしょうか。
熱が下がると出社基準をクリアするのですが、PCR検査をせずに出社して、感染拡大にならないか心配しています。
熱が下がっても、コロナではない、とは言い切れないんですよ。
現状、出社基準に沿うしかないと思いますが、金曜日にまた確認しましょう。
。。。
金曜日に、熱が下がっていると、受けられないのかな。
平熱なら、なおさら検査受けにくそう。。この進め方に沿っていいのかな。
まとめ
今回、二回目に訪れた病院での、やり取りが非常にスムーズで納得感がありました。
ポイントを整理すると、以下の2点です。
- 患者の要望を汲んでいる。
コロナかどうか早めにハッキリさせたい - 原因特定までの手順が明確
良い例では、血液検査と唾液検査の二本で対応することで、原因特定まで絞り込むことが明確でした。そして、2日後にわかる、という期限まで示されていることで、こちらも計画が立てやすくなります。
患者の経済的な理由もあるので、これが必ずしも良い解決策だとは言い切れません。ただ、私の要望に対して、的確な方法論を提供いただいたので、非常に満足感があり、ビジネスに通じる面だと感じました。
一方、「とりあえず」という言葉には要注意です。
とりあえず、自体が悪いわけではないですが、「とりあえずで、問題を先送りにしていないか」は、要チェックポイントです。
今回、問題の先送りではなく「PCR検査対象者になるのを待つ」「PCRの感度が上がる状態まで待つ」という意図だったのかもしれません。ですが、その方針が相手に明確に伝わっていない、スケジュール感が分からない、のであれば顧客の満足感は得られないのだと、実感しました。
「顧客の要望を汲み、どのような戦略でいつ頃に成果が出るのか」
当たり前のように聞こえますが、
実際の複雑なビジネス下では難しく、出来ている人は少数派ではないでしょうか。
ですが、これが価値に繋がりますので、頑張っていきましょう。
参考:私の症状。3時間半で、36.3 → 38.0へ上昇。
私の症状は以下です。一気に熱があがっているのが特徴のように思います。
※PCR検査の結果、陰性でした。
日時 | 体温 | 症状 |
---|---|---|
2020年8月11日(火) | ||
22:00 頃 | 36.3 | 喉に違和感 |
24:00 頃 | 36.3 | 喉が激痛。唾を飲み込むのが辛い。 ※マヌカハニーをシュッとして就寝 |
2020年8月12日(水) | ||
05:40 | 36.3 | 喉が痛くて起きる。でも熱はない。 |
目が覚めたのでPC作業。朝食 | ||
07:30 | 36.3 | 喉の痛みは少し和らいだ。 |
08:30 | 37.0 | 熱が上がっているが、症状に変化なし。 |
少し悪寒がして、布団で寝る。 | ||
11:00 | 38.0 | 保健所へ電話する。 (病院へ電話してから)病院へ直接行ってください, とのこと。 病院へ電話して、診てもらうことに。 |
私は喉が弱いので、最近はマヌカハニーを机に置いてケアしています。
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