サンフランシスコ近郊は、サードウェーブの火付け役と言われているブルーボトル発祥の地です。4大サードウェーブと言われている「ブルーボトルコーヒー」「サイトグラスコーヒー」「リチュアルコーヒー」「フォーバレルコーヒー」を紹介します。私は3つ訪れることが出来ました。
サードウェーブコーヒーとは
コーヒー文化は、3つの変遷を辿ってきています。簡単に説明すると以下です。
第1の波は、品質より経済性が重視され、一般家庭に広くコーヒー文化が浸透しました。
第2の波は、味を重視し、コーヒー豆にもこだわりを持つようになりました。
そして、第3の波として、コーヒー豆の産地から、コーヒーの淹れ方までこだわるようになります。より品質を重視し、コーヒーを飲む体験に価値を広げてきたのがサードウェーブです。
ファーストウェーブからサードウェーブまで下記に整理します。
世代 | 時代 | 特徴 | 嗜好 |
---|---|---|---|
ファーストウェーブ (第1の波) | 19世紀~1960年頃 | 品質より経済性 大量生産・大量消費型のコーヒー文化 「アメリカンコーヒー」 | 浅煎り |
セカンドウェーブ (第2の波) | 1960年代 | 品質を重視。 高品質の豆を使用。 「シアトル系コーヒー」 | 深煎り |
サードウェーブ (第3の波) | 1970年代 | コーヒーを飲む体験。 豆の産地、淹れ方にもこだわる。 | 浅煎り |
サンフランシスコ近郊発祥の4大サードウェーブコーヒーショップ
ブルーボトルコーヒー (Blue Bottle Coffee)
サードウェーブの火付け役と言われ、コーヒー界のAppleとも呼ばれています。
創業者のジェームス・フリーマン氏が、自宅のガレージから始めたそうです。
コーヒー界のAppleと言われているのも、こういった共通点があるからなのですね。
オークランドで創業し、サンフランシスコ各地にカフェを出店してきました。
2015年には、アメリカ国外初の店舗として、清澄白河フラッグシップカフェを出店し、注目を浴びました。
4大コーヒーの中で唯一、日本に上陸しています。
カフェで販売している豆は、「焙煎してから48時間以内の豆のみ」のため、常に新鮮な豆で味わうことができます。
サイトグラスコーヒー (SIGHT GLASS Coffee)
モリソン兄弟(ジャスティン・モリソン, ジェラード・モリソン)が共同で創業ました。ジェラード氏は、最初期のブルーボトル働いていた経験があり、焙煎前のグリーンコーヒー(生豆)に触れる機会に恵まれていました。その経験を活かして、サイトグラスコーヒーを立ち上げたようです。
グリーンコーヒーに着目し、農家と直接契約・独占契約を結び、品質向上のアドバイスを行い、毎年品質を高めていっています。
訪れた店内は広く、2回の席からは、コワーキングスペースのような場所も見受けられました。
リチュアルコーヒー (Ritual Coffee Roasters)
唯一、訪れることができませんでした。そのため、写真はありません。。。
2005年にアイリーン・ハッシ氏と、ジュレミー・トゥッカー氏によって創業されました。
焙煎から3日以内のもので、管理されているようです。
フォーバレルコーヒー (Four Barrel Coffee)
リチュアルコーヒー創業メンバーの1人であるジェレミー・トゥッカー氏が、サンフランシスコのミッション地区に第一号店をオープンしました。
フォーバレルの由来は、ローストした豆が4つの樽に入っているからだそうです。昔ながらの焙煎機を使い、人の手でおいしさを追求しています。また、オーガニックサステナブルに力を入れており、大豆生産による森林破壊・遺伝子組み換え問題を考慮し、豆乳に代わり自家製のアーモンドミルクを使用しているそうです。
リチュアルを除く3つの中で、最も酸味が強い印象があります。
日本未上陸ですが、フォーバレルコーヒーと提携した「Sunny’s Coffee」が栃木県大田原市にオープンしているそうです。
まとめ
今回、サンフランシスコ近郊の4大サードウェーブコーヒーを紹介しました。
サンフランシスコへ行く時には、ぜひチェックしてみてください。
日本でも2015年頃から、サードウェーブが入ってきており、
ブルーボトルコーヒーも訪れることができやすくなってきています。
他のコーヒーショップも日本上陸することがあるかもしれませんので、要チェックです。
今回、紹介した商品
コーヒーを美味しく飲むために作られたバリスタ専用オーツミルク。
天然由来で、保存料も無添加です。