【アウトドアの蚊の対策】意外と知らない蚊の真実.蚊はいつまで活動しているの?生態の理解から対策まで。

camp

アウトドアを始めたのだけれど、蚊にさされることが多くて。。
・屋外での「蚊の対策」はどうすればいいものか。

・蚊っていつまで活動しているの?

・虫除けの種類、使う頻度が良く分からない。

・蚊にさされてもコロナに感染しない?

いくお
いくお

今回、上記のような疑問にお答えします。

皆さんの身近にいる蚊について調査しました。

また、最近、キャンプやアウトドアが流行っていますが、蚊を含め虫はつきものですよね。

この記事を読むと、蚊の生態、虫除け対策が理解できると思います。

蚊はウイルスの媒介者

蚊はデング熱など、ウイルスを媒介します。

単なる痒みで終わらない可能性があるので、要注意です。

ご存じの方も多いと思いますが、「地球上で最もヒトを殺している動物は誰か?」

マイクロソフト創業者であるビル・ゲイツ氏が、

「World’s Deadliest Animals – Number of people killed by animals -」

を自身のブログGates Notesで公表しランキングしています。[1]

2014年, 2016年に公表されているいずれのデータにおいても、

1位は蚊
2位はヒト

となっています。

蚊は刺されて痒いので不快、ということ以上に、感染症の観点からも防ぐことが重要です。

蚊の生態について調査

蚊の種類は?

蚊は、世界に3520種類以上存在すると言われています。

日本国内においても100種類ほど生息しているそうですが、

人間の血を吸うのは20種類程度のようです。[2]

また、吸血するのは産卵を控えているメスのみです。

蚊のエネルギー源は糖分なので、花の蜜などを吸って生活しているのですが、

産卵の栄養源として血が必要になり、吸血しているのです。

吸血する代表的な蚊を3種類紹介

最も身近な蚊は、「ヒトスジシマカ」「アカイエカ」「チカイエカ 」です。

前者二つが特に身近です。

一概には言えませんが、

  • 日中の公園に発生しているのが、ヒトスジシマカ
  • 夜間のドブなどに発生しているのが、アカイエカ

とイメージすればよさそうです。

※カ科には、「ヤブカ属」「イエカ属」「ハマダラカ属」など35属、約3000種が世界に存在していますが、ここでは国内に多くみられる蚊について紹介しています.
内訳は、ヤブカ:1, イエカ:2です.

ヒトスジシマカ(ヤブカ)

【特徴】
大きさは、4.5mm.
黒い体に白い縞が存在しているのが特徴です。

【活動場所】
夏の日中、公園・花壇などでよく見かけられます。日中に活発に活動しています。

デング熱やウエストナイル熱などのウイルスを媒介するので、要注意です。

アカイエカ

【特徴】
大きさは、5.5mm.
分かりやすい模様がないのですが、一般的には赤褐色に見られます。後述のチカイエカと酷似しています。

【活動場所】
ドブなどに発生し、夜間に活動します。

聞きなれないかもしれませんが、ウエストナイル熱[3](発熱、脳炎を引き起こす)を媒介するそうです。

また、コガタアカイエカは、日本脳炎を媒介すると言われています。

チカイエカ

フリー素材が見当たらなかったため、画像は省略いたします。すみません。。

ただ、アカイエカと区別することが困難であるため、アカイエカの写真をイメージしていただけたらと思います。

【特徴】
 大きさは、5.5mm.
 アカイエカと同様。

【活動場所】
ビルや地下鉄の排水がたまる場所に生息しており、冬眠せず1年を通して活動します。

アカイエカと同様、ウエストナイル熱[3](発熱、脳炎を引き起こす)を媒介する。

蚊はいつ発生するのか?蚊はいつまでいるの?

蚊が活発になる気温は何度?

蚊の種類によって、快適な温度に若干の差はありますが、

蚊が活発に活動するのは、だいたい25-30℃といえそうです。

また、いくつかの情報源をさぐっていると、15℃以下、35℃以上は活動が低下するなどとも言われているようです。

ただし、活動していないわけではないため、あくまでも目安として捉えるのがよいでしょう。

蚊が活動している季節はいつまで?

蚊が発生するのは、3月から11月と言われています。

蚊の種類によって、活発になる時期は変わりますし、

気候などによっても変化しますので、

だいたい3月から11月いっぱいは注意しておいた方がよさそうです。

上述した通り、チカイエカは通年、発生していますが、活発な時期という意味で3-11月だと思われます。

検証① 国内の月間気温と蚊の活動温度を確認

先ほど蚊の活動に適した気温について整理しましたが、

日本の気温は一年を通してどのように推移しているか確認しておきましょう。

東京都の年間の平均気温推移を見てみます。

仮に15℃-35℃が蚊の活動範囲だと想定した場合、だいたい4月から10月下旬頃が目安となりそうです。

とはいえ、地域によって気温は変わりますし、

7℃でも吸血しているというデータもあることから、

3月から11月までというのは、それなりに納得がいきそうです。

蚊の適温 20-30℃と仮定すると、5月から10月はそれなりに活発に動いていそうですね。

検証② 実際の調査結果で蚊の発生状況を確認する

新宿区にて、ヒトスジシマカの状況を調査した結果があります。

こちらの調査結果では、8月をピークとし、5-8月からに増加、8-10月に減少しています。

東京都は、「感染症媒介蚊サーベイランス」と毎年調査しているのでそちらを参考に最新を見てみてもよいでしょう。

東京近辺だと、5-10月は特に意識した方がよさそうですね。

感覚としても結構マッチしていまし、蚊の適温ともだいたい合致してそうです。

【参考】地域による違いは、蚊ケア指数を参考に

日本気象協会とアース製薬が共同開発して、「蚊ケア指数[7]」を2018年から公開しています。

5段階表示で、 蚊ケアの必要性をランク付けしています。

この予測は、「蚊の虫ケア用品の売上情報」「気象情報」から、ある一定の法則を見出し、予測されているようです。

全国142地点において、7日先までの蚊ケア指数を予測していますので、

参考としてチェックしてみるのもよいかもです。

蚊が標的を探すプロセス

蚊が刺されやすい人を知る前に、

まず蚊がどのように標的を探しているのかを見てみましょう。

効率的に吸血源を探すために、「認識」「誘導」「着地」というプロセスを踏んでいます。[8]

認識:二酸化炭素濃度の変化を敏感にキャッチする

獲物が近くにいると「認識」する役目を持っているのが、二酸化炭素です。

屋外の二酸化炭素濃度は、約380ppmですが、

ヒトが吐く二酸化炭素濃度は、約38,000ppmと言われています。

人が息を吐くと100倍の変化を起こします。

蚊は、この二酸化炭素濃度の変化を察知し、獲物が近くにいることを悟ります。

蚊は、0.01%から4.0%までの幅広い二酸化炭素濃度に反応が可能.
0.001%の変化も検出できます。

※1ppm=0.0001%.
 屋外が0.038%、吐く息が3.8%.

誘導 :匂い

動物の匂いは、蚊の吸血行動を引き起こす要因と考えられています
(2016年時点:議論は続いているとのこと)

実験からは、人間の汗が蚊によって魅力的であることは実験から確認できているそうです。

着地:熱

着地して吸血するには、「熱」があれば十分とのことです。

人間の体表温度は、約32-34℃で、ここから発せられる対流温度が常温に下がるのは、40cmくらいのようです。

実験では、温度環境を37℃に設定すると蚊は標的を探せなくなったそうです。

蚊に刺されやすい人の特徴、状況は?

蚊が標的を探すプロセスで整理すると、理解がしやすくなります。

  • 二酸化炭素
    • お酒を飲んでいる人
      アルコールを体内で分解すると、水と二酸化炭素に分解されます。
    • 運動後
      熱にもつながりますが、呼気の二酸化炭素濃度は変化します。
  • 匂い
    • 汗をかきやすい人
    • 体温が高い人
  • その他
    • O型の人 (O型の日本人が刺されやすい理由は謎のまま)
      以下の順で、よく蚊を引き寄せたという実験結果もありますが、原因は分かっていません。
      O>B>AB>A
    • 黒い服を着た人
      蚊の視界はモノクロに映るので、黒などの濃い色に反応しやすいと言われています。
      なお、ボーダーは白と黒のコントラストで目立つそうなので避けた方がよさそうです。

      以下の順で、よく蚊を引き寄せたという実験結果もあります。
      黒>青>赤>緑>黄>白 ※黒と白の差は3~4倍あるそうです.

効果的な蚊の対策は?蚊に刺されないために出来ること.

※以下を行っていれば、必ず刺されないというわけではありません。
 あくまでも、私が調べた結果、
 対策の1つとして効果がありそうと、私個人(素人)が判断したものとなります。

服装・身だしなみに気を付ける

・単色の明るい色の服装にする。※黒や白黒のボーダーを避ける

・可能なら、長袖、長ズボンなど、肌の露出を控える。

・足の裏をアルコールティッシュで拭く。

京都教育大学附属高校の田上大喜氏は、蚊に刺されやすい妹のために蚊の研究を行い、
刺されやすい人は「足に存在する常在菌の種類が多い」ことが分かったそうです。
アルコールティッシュで足首から下を拭いたら、刺される箇所が1/3に減ったそうです。

行動に気を付ける

一応、記載しますが、キャンプやアウトドアをやっている人からすると、

ここでの対策は、あまり現実的ではないかもしれません。

※別途、別の対策を後述しています。

・飲酒を避ける。
 アウトドアやキャンプでお酒を飲みたくなる気持ちもありますよね。><.

・汗をかかないようにする。
 テント設営で汗は出る..自然で遊ぶと汗は出る…
というか夏は外にいるだけで汗は出る。。。><

・うちわ、扇風機の風を浴びておく
 蚊は2mgと軽く、風速2m以上になると思うように飛べなくなるようです。
 そして、風速3mの向かい風に逆らえないようです。

 また、風によって二酸化炭素を感知する毛状感覚子の働きを混乱させることもできるそうです。
 上半身ばかり風に当たっていると、足など要注意です。

蚊の飛行速度は、時速1.5-2.5km/hと言われているものや、ヤブカは時速8km/hとするものがありました。より信頼できるソース源と、より速い方を今回基準としてます。時速8km/hとした場合、蚊の秒速は、0.278m/sとなります。

風速3mを発生させるには、普通の扇風機の「弱」でも十分そうですね。

例えば、スノーピークの以下商品は、最大風速180mなので、向かってこれなさそう。

文明の利器に頼る

※あくまでもどのような種類があるかを紹介しているだけであって、
 お勧め商品という意図ではございません。
 私が利用している商品もありますが、ご自身の状況に合わせて選ばれるのがよいと思います。

虫除けスプレー・ジェルを活用する

ディート
イカリジン
天然由来

虫除け用の服装を活用する

インセクトシールド

ディアガード

ワークマンもアウトドアに参入してきており、各社が防虫加工製品を出してきています。

ワークマン参入により、高機能、低価格品も増えるといいですね。

ワークマンに気になるものがあるか、ココから探してみるのも良いかと思います。

虫除け用の空間を心掛ける

蚊を寄せ付けない
パワー森林香

森林香は、適用害虫として「ユスリカ、チョウバエ、アブ」となっており、蚊の記載はありません。

しかしながら、森林香の有効成分である「メトフルトリン」は、

ヤブ蚊に効果があるとされているので、蚊にも有効だと考えられます。

メッシュタープ
ポップアップメッシュシェルター
蚊を捕獲する

【番外編】蚊は、新型コロナウイルスを媒介するのか?

新型コロナウイルスが国内に入ってきた時、

私は蚊経由で感染が拡大したりしないのかな?って思っていました。

現時点では、その可能性はかなり低いという結論に至ったのですが、

最近、感染症専門医の忽那賢志氏が、この点について記事を作成してくれています。

結果として、広がらない(広がることはほぼない)と考えられているようですが、

蚊が媒介するプロセスに沿って説明されているので、

気になる方は、一読されるとよいかと思います。

まとめ

以上、蚊の活動状況から、対応策でした。

みなさま、快適なアウトドアライフを!

  • 蚊は最も恐ろしい生物である
  • 蚊は世界で3000種類以上だが、国内で吸血する蚊は20種類程度
  • 3-11月と幅広い期間で活動していると考えた方がよさそう
  • 蚊に刺されやすい人には特徴がある
  • 蚊の対策として、出来ることは多い
  • (蚊が新型コロナウイルスを媒介する可能性はほとんどなさそう)

参考資料

今回、紹介・参考商品



少し分かりにくいですが、以下ワークマンの防虫商品です.

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